コラム

失敗? 成功? 脂肪注入後のバストの変化

脂肪注入で豊胸された方からのよくあるご相談のひとつが「術後のサイズ変化」について。術後、バストが小さくなったと感じる方も少なくありません。ここでは、脂肪注入をしたのにバストが小さく見える理由とその対処法をご紹介します。

脂肪注入豊胸の術後のサイズの変遷

脂肪注入での豊胸手術を受けた方から「思ったより小さくなってしまった」「元のサイズに戻ってしまった」とのご相談がしばしば寄せられます。確かに、注入した分すべてが定着するわけではありませんが、例えばコンデンスリッチ豊胸や脂肪幹細胞注入といった定着率の高い方法で注入も正しく行った場合、仮に注入量を100%とすると70〜80%は定着するはずですから、元のサイズに戻るというのは考えにくいことです。では、なぜそのように感じるのでしょうか?
その原因は、“術後の腫れ”にあります。注入直後は150%くらいに腫れ上がります。この大きさに目が慣れると、前出の定着率で考えても150%の状態から75%くらいになるわけですから、感覚としては半分の大きさになってしまったと感じるのです。これが定着率の低い従来の脂肪注入法なら、経過によって元に戻ったと思ってしまうことにもうなずけます。

脂肪注入豊胸の術後のサイズの変遷

脂肪注入豊胸で注入し過ぎは絶対にNG!

脂肪注入豊胸で注入し過ぎは絶対にNG!

そうは言っても、安易に注入量を増やすのは非常に危険です。たとえ100%以上を注入したとしても、すし詰め状態ではバストの高い内圧によって脂肪は大量に壊死してしまいます。皮膚の伸びなども関係するので100%の注入量には個人差がありますが、平均して片胸250cc前後が限度と言えます。
そのため、サイズをできるだけ大きくするなら、1回の注入量を増やすのではなく、2回に分けて注入することをおすすめします。先の注入で腫れた際に皮膚が伸びているので、2回目は定着も良好です。ちなみに、注入しきれなかった脂肪を凍結保存する設備が整っているクリニックなら、2回目は脂肪吸引をする必要がなく、体への負担も少なくすみます。

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フィラーとは
About filler

何かを補うための詰め物や充填剤。美容外科では注入素材を指して呼ぶことが多い。

ヒアルロニダーゼとは
About hyaluronidase

ヒアルロン酸を加水分解する酵素。